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『十三人の刺客』
(購入者の評価) 黒澤明監督“七人の侍”と小林正樹監督“切腹”を足して2で割ったような作品ですが、やはり東映時代劇を代表する一本だと思います。 封建時代のいい所?武士道とか、観念に殉じて戦うことが出来る?と、悪いところ?ひどい主君に仕えてしまったが最後?がはっきり描かれている脚本が見事です。 戦前からの時代劇の大スター、片岡千恵蔵や嵐寛寿朗、戦後のスター、丹波哲郎、後にTVで大スターになった里見浩太郎や山城新伍という具合に、ほぼ三世代にわたる豪華な顔ぶれのキャスティング。 敵役の明石藩家老、鬼頭半兵衛役の内田良平も見事な熱演(ちょっと顔つきや声が仲代達矢に似ています)で武士の苦衷を表現しています。 とにかくぎっしり中身の詰まったロングショット(引きの画面)が多いのに驚かされます。 引きにした場合、たくさんのものを画面に入れなければならないので撮影は大変ですが、なんと言ってもそれでこそ映画の時代劇! 十三人の中でもひときわ目立っていたのが西村晃さん演じる浪人の剣豪。 西村さんといえば、後にTV水戸黄門の二代目黄門様でお茶の間の人気者になりましたが、当時はほとんどがケチな悪役専門で、この役は一世一代のもうけもの(七人の侍だったら、さしずめ宮口精二演じた久蔵でしょう)だったと思います。 DVDのカバーにも下のほうに刀を持って一人で載っていますし。 にもかかわらず、なぜか映画の終わりの方であの扱い。 未見の方がいらっしゃるでしょうから詳しくは書けませんが、あの扱われ方は一体ナゼ? 気になる方は是非見てください。
『ダイナマイトどんどん』
『Talking Silents5「鞍馬天狗 前後篇」「鞍馬天狗 恐怖時代」』
『近藤勇 池田屋騒動』
『網走番外地』
(購入者の評価) 人の感情とは不思議なもので、イヤな思い出しかない、二度と戻りたくない場所のことが、無性に懐かしく思い出されることがあったりする。このシリーズの主人公・橘真一にとっての網走刑務所は、“寅さん”にとっての所謂「とらや」とは違うが、そこは彼にとっても、そして観客である我々にとっても、どこか懐かしい場所なのだ。 傷害の罪で網走に送られた橘は、時に理不尽な仕打ちを受けつつも、なんとか刑期を全うしようとする。独房に入れられた橘の脳裏に浮かぶのは、貧しい過去と母の姿だった。しかし、もうあとわずかで出所という時に、同じ房の連中の脱獄計画に巻き込まれてしまい……。 1965(昭和40)年4月公開。「本当はカラーで撮りたかった」(石井監督)そうだが、モノクロームのシャープな映像―第2作『続』からはカラー。『続』といっても、物語上の連続性はない―が、北国の寒々とした冷気をリアルに伝えてくる。『ならず者』『いれずみ突撃隊』などで試行錯誤を重ねてきた石井・高倉コンビの才気と人気が一気に爆発。この一作で健さんは、東映のスターから日本映画を代表するスターにのしあがった。このシリーズでの健さんのちょっとひょうきんな仕草・表情は、他ではあまり見られないものである。 とはいえここでの健さんは、押し出しの強さに関してはまだまだ。ダンディーな丹波哲郎、絵に描いたような怪演をみせる南原宏治ら、助演陣―ほぼ皆勤賞の由利徹は第2作から登場―に譲る部分もある。しかし助演陣といえば、なんといってもアラカンさん。彼をめぐる中盤の展開は、映画史上に残る驚きをもって迎えられるものだろう。 映像特典として、予告編とフォトギャラリーを収録。 八木正生による音楽もすばらしい。 最後に。 2005年、この世を去った石井監督はいま、網走の地に眠っている。 そしてその、墓碑の碑文をしたためたのは、健さんその人だ。
『剣侠江戸紫』
『危うし!伊達六十二万石』
『網走番外地 望郷篇』
(購入者の評価) 表題は網走で寒いよ、と思いきや 舞台は長崎です。いろいろあります。 望郷だからです。 すべてがそれで物語ります。望郷。 むかしむかしジャンギャバンの「望郷」(邦題)がございましたが この物語はそれのリスペクトを当時のウドンウエスタンに混ぜた 快傑作です。なるべく少人数で観ましょう。 全編だれることなく、脚本構造がちゃんとしてます。 オープニングの映像が流れ、うた(健、歌う)で痺れましょう。 そして当時のマカロニ入れたラストの殴り込みは そして、ラスト一筋の涙流れんこと、必須です。 年末に家族で観て泣けます。なぜかは観れば分かっていただく渡世です。
『「高田の馬場」より 中山安兵衛』
『稲妻奉行』
『桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦』
『疾風!鞍馬天狗』
『神々の深き欲望』
(購入者の評価) わたしが映画青年になりたての60年代末には、今村昌平は既に 高名な映画作家でした。それは、『にっぽん昆虫記』、『人類学入 門』そして本作と、この時期連打された彼の作品群が、虚脱状態に なった60年安保以降の精神状況にある可能性を発信し続けていた からだと思います。つまり、それまで重視されてこなかった人間社 会での性や生理をリアリズムで描き切ることで、新しい歴史動因の 所在を暗示していると受け止められたのでしょう。ただ、これらの 作品群、映画としては重喜劇を志しており、映画としての面白さは、 それが達成されているかどうかに係ります。 その点では、主人公(左幸枝)が実の娘(吉村実子)に出し抜か れ、愛人を奪われる『にっぽん昆虫記』はともかく、主人公(小沢 昭一)と成人した愛人の息子(近藤正臣)達との関係が不鮮明な 『人類学入門』や、一度は島の娘と契った技師(北村和夫)が、そ のことを忘れたように忠実な会社人間として再登場する本作は、滑 稽さが足りず、わたしはいまひとつ興をそそられませんでした。少 なくともこの時点の今村は、師匠格の川島雄三を超えていなかった と思います。 なお、当時彼とフェリーニを対比した批評(倉橋由美子「映画対 文学 市民対庶民」)を目にしました。今思うとこれも的が外れて います。同じネオ・リアリズモの系譜で探すなら、イタリア人のエ ートスを掘り下げていたヴィスコンティこそ対比の相手として相応 しかったのではないでしょうか。
『鞍馬天狗 疾風八百八町』
『座頭市と用心棒』
(購入者の評価) 他の人が語っているので、あえて多くは語りませんが、僕がこの映画で一番好きなシーンは。 雨上がり、用心棒が座頭市に組むかどうかを聞く。 座頭市は、アンタが悪の方なら組むが、隠密なら切られったって組まないと答える。 その時、二人の足元が写る。そこに小さい川が流れている。 似た者同士の二人だが、違うのだ。
『続・網走番外地』
(購入者の評価) 不良っぽい健さんの魅力は勿論ですが、女スリ役の嵯峨三智子、ストリッパー役の三原葉子らもイキイキしています。私が一番好きなのが、子持ちのヒモ役を演じる大坂志郎さん。飄々とユーモラスで素晴らしい。テンポよく移り変わる舞台、キップの良いセリフ、賑やかなクライマックス。急いで作られた続編にしては、ストーリーやキャストも非常に面白いアクション映画の佳作です。
『鞍馬天狗 角兵衛獅子』
『女王蜂と大学の竜』 (購入者の評価) 1960年、新東宝倒産直前に作られたにしてはあまりにパワー溢れるアクション映画の快作。監督は「網走番外地」の石井輝男、随所にイキなセリフと見せ場を作って痛快。大学の竜こと吉田輝雄の颯爽とした佇まい、三原葉子&万里昌代の新東宝二大セクシー女優共演、そして嵐寛寿郎御大の夕闇迫る中での迫真の殺陣。諸肌脱いだ三原さんが乗った御輿が荒れ狂うお祭りのシーンは異様な盛り上がり。エキストラの人も実に楽しそう。ヤクザ映画ですが、石井監督らしいロマンと笑いに満ちていて爽快です。
『鞍馬天狗 御用盗異変』
『鞍馬天狗 鞍馬の火祭』
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『鞍馬天狗のおじさんは (ちくま文庫)』
(購入者の評価) 一流のルポライターである著者が労力を惜しまず調査しインタビューした名優嵐寛寿郎の一代記をしたためたもので、またこれは一面チャンバラ映画史でもある。 戦前「鞍馬天狗」と「むっつり右門」でスターダムにのし上がり、自らの映画制作会社寛プロを設立、その後トーキーの出現とともに大手に飲み込まれる。戦争中の慰問話は全く第三者の立場で軍隊を見ていた貴重な証言。戦後も天狗、右門で活躍するが時代劇が衰微し、明治天皇役で大ヒット。新東宝の倒産とともにフリーになり、東映の「網走番外地」シリーズでやくざの親分役で復活。最期まで現役にこだわった。 しかし終の伴侶と決めていた人も亡くなる3ヶ月ほど前に籍を抜いて家を出て行ってしまったというのは寂しい最期だった。本人は抱腹絶倒の語り口で、飄々と生きてこられたようにお見受けしたが、実際一緒に生活していた女性の胸中は如何ばかりであったか? 『嵐寛寿郎と100人のスター 男優篇』
『嵐寛寿郎と100人のスター「女優篇」』
『マキノ出身のチャンバラスター―鳥人・高木新平 月形龍之介 阪東妻三郎 嵐寛寿郎』
『徹子の部屋想い出のスターたち 4 (4)』 『聞書アラカン一代―鞍馬天狗のおじさんは (徳間文庫)』
『剣戟王 嵐寛寿郎』
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